失点を除いたDFのAAスコア
- Jリーグ
- 守備
- 評価指標
この記事で分かること
- AAスコアがチーム成績に左右される理由
- 失点の影響を取り除く計算方法
- 補正すると順位はどう変わるのか

今回のJリーグ分析では、スコアが出るDFを調べてみたいと思います。
安定して高スコアを出せる選手を探すのに、過去の平均AAを見られてる方は多いのではないのでしょうか。
しかしDFに関しては、AAスコアで評価するのは問題があります。
なぜならDFのAAスコアには失点数「Goal conceded」とクリーンシート「Clean sheet」が含まれているからです。
- Goal conceded:1失点毎に-4点
- Clean sheet:クリーンシートの場合は+10点
失点の有無は個人の能力よりもチームのパフォーマンスが影響します。
仮に個人のパフォーマンスが悪くても、チームとして無失点の試合が続けば、AAスコアは高くなる。
反対に、個人のパフォーマンスがいくら良くてもチームの失点数が多ければ、AAスコアは低くなる
0失点の場合と1失点の場合とでは14点も差がつく
そこで、チームの成績を取り除いた真の選手のスコアを出すために、AAスコアから「Goal conceded」と「Clean sheet」を除いたスコアを算出してみました。
対象データは以下の通りです。
- 2024シーズンの全試合
- 出場試合数が8割未満(15試合中12試合未満)の選手は除く
1.通常のAAスコアtop10
まずは通常のAAスコアtop10のDFを確認しておきましょう。
※AA15のtop10を表示しています。

高スコアで知られる佐々木は4位で、酒井・トゥーレル・初瀬の神戸勢が今年は上位にランクインしています。
また、川崎からセレッソに移籍した登里や、新たにJ1に昇格した町田の鈴木などもスコアが出ていますね。
2.失点の影響を除いたAAスコア
では、「Goal conceded」と「Clean sheet」を除いたAAスコアは算出してみます。
算出方法
失点を除いたaa = aa + goals_conceded - clean_sheet(例)佐々木翔

佐々木の場合、クリーンシートが14試合中5試合ありました。クリーンシートの場合はaaが高くなっているのが分かるかと思います。
クリーンシートではないのに30以上のスコアを出している試合もありますが笑(GW463・GW472)
では、失点を除いた平均aaのtop10を見てみましょう。

先ほどとは半数の選手が変わりました。
こちらのランクで上位に上がった上島、安西、大南、リカルド・グラッサ、キム・ミンテは個人としてのスコアは出やすいものの、チームの失点の影響でスコアが下がっているようです。即ちチームが調子を上げて失点数を減らせれば高スコアが期待できる選手になります。
次に「aa-失点を除いたaa」の値が最も大きい選手を見てみましょう。

鈴木は町田がクリーンシートが多いおかげでaaが高くなってますが、町田が調子を落とすとaaが3点も下がることが分かります。
3.まとめ
- DFのAAスコアはチームの失点に大きく左右されるので、失点を除いた選手本来のスコアを見るべき
- 上島、安西、大南、リカルド・グラッサ、キム・ミンテは失点を減らせると高スコアが期待できる
- 鈴木は町田のクリーンシートが減るとスコアが下がると思われる
