サッカー代表ユニフォームは何色が多いのか?
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この記事で分かること
- 世界の代表ユニフォームで最も多い色
- 日本と同じ青は、世界ではどれくらい多いのか
- 大陸によって、よく使われる色に違いはあるのか
日本代表のユニフォームといえば、青。
「サムライブルー」と呼ばれるほど、日本代表のイメージとして定着しています。
では、世界に目を向けるとどうでしょう?
フランスも青、イタリアも青。
でも、それ以外に青いユニフォームの国って、意外と思いつかない。
もしかすると、
「青いユニフォームの国って、実は少ないのでは?」
そして、
「世界で一番多いユニフォームの色は何色なんだろう?」
気になったので、世界各国のサッカー代表ユニフォームをデータで調べてみました。
使うのは、各国代表のユニフォームの色を国ごとにまとめた RSSSF の一覧です。大陸別に分類され、シャツ・ショーツ・ソックスの色が記載されています。今回はここから 211 か国分を集計しました。
National Teams - Team Colors|RSSSF世界各国の代表チームのユニフォームの色をまとめた一覧表。大陸別に分類され、国ごとにシャツ・ショーツ・ソックスの色が記載されています。rsssf.orgrsssf.org1.世界で一番多い色、何色だと思いますか?
ここで少し予想してみてください。
世界各国の代表ユニフォームで、最も多い色は何でしょう?
青? 赤? 白? 緑?
日本代表のイメージから考えると、青が多そうにも思えます。
それでは、データを見てみましょう。
2.正解は「赤」!しかもかなり多い

世界の代表ユニフォームを色別に集計すると、最も多かったのは赤色でした。
スペイン、ベルギー、スイス、デンマーク、中国、カナダ、チリなど、赤を基調とする国が多くあります。
さらに興味深いのが、社会主義国にも赤いユニフォームが目立つこと。
中国、北朝鮮、ベトナム、ラオス、キューバなども赤色です。
「世界の代表ユニフォーム=青」というイメージは、どうやら違ったようです。
3.では、青は少ないのか?
冒頭では「青いユニフォームの国は少ないのでは?」と予想しました。
ところが、これも予想が外れました。
青は、なんと2番目に多い色。
アイスランド、エストニア、ギリシャ、カンボジア、コンゴ民主共和国など、青を基調とする国もかなりあります。
つまり、
赤が圧倒的に多いものの、青も世界ではかなりメジャーな色
だったわけです。
日本代表の「サムライブルー」も、世界的に見ると決して珍しい存在ではありません。
4.では、一番珍しい色は?
赤が 1 位、青が 2 位。ここまでは「多い色」を見てきました。
では逆に、一番珍しい色は何でしょう?
先ほどの棒グラフをもう一度見てみると、いちばん下に 1 か国しかない色が 2 つ並んでいます。
ターコイズと、グレー。
どちらも、世界で 1 か国だけでした。
まずターコイズ。採用しているのは、カリブ海に浮かぶタークス・カイコス諸島です。

もう一方のグレーは、南太平洋のニューカレドニアでした。

赤や青のような定番がある一方で、あえてこうした色を選んでいる国もあります。ユニフォームの色は、国の数だけ理由があるのかもしれません。
5.大陸によって、よく使われる色は違う?
ここで、もう一つ気になることがあります。
世界全体では赤が多い。では、
地域によってユニフォームの色に違いはあるのでしょうか?
大陸ごとに集計してみました。

すると、かなり分かりやすい傾向が見えてきました。
- アジア:赤が多い
- アフリカ:緑が多い
- 南アメリカ:黄色が多い
世界全体では赤が多いのに、地域によって「よく使われる色」が違います。
6.世界地図にすると、さらに分かりやすい
最後に、各国のユニフォームカラーを世界地図にしてみました。

地図にすると、色の偏りがよりはっきり見えてきます。
特に目立つのが、アフリカの緑。
一方、南アメリカでは黄色が目立ちます。
「代表ユニフォームの色なんて、国ごとにバラバラだろう」と思っていましたが、こうして地図にすると、地域ごとの傾向が見えてきます。
7.なぜ大陸によって色が違うんだろう?
ここまで調べると、次の疑問が浮かびます。
なぜアジアでは赤が多く、アフリカでは緑が多いのでしょう?
国旗の色と関係しているのかもしれません。
あるいは、歴史や文化、地域のイメージが関係している可能性もあります。
ただし、今回の分析だけでは、その理由までは分かりません。
だからこそ、次に調べてみると面白そうです。例えば、
「国旗に使われている色と、代表ユニフォームの色には関係があるのか?」
を調べれば、この疑問にもう少し近づけるかもしれません。
8.🔍 ちなみに、どうやって調べた?
「世界各国のユニフォームの色を、どうやって数えたの?」という方へ。
分析方法をくわしく見る
使用したデータ
本文でも触れたとおり、使用したのは RSSSF がまとめた各国代表のユニフォーム色の一覧です。集計の対象になったのは 211 か国でした。
ただし、この資料は 2016 年に更新されたものです。そのため、この記事で扱っているのは現在の代表ユニフォームではなく、「2016 年時点のデータでは、世界の代表ユニフォームは何色が多かったのか?」という分析になります。
なぜこのデータを使った?
各国の最新ユニフォームを調べる方法もあります。
実際、ユニフォームを画像で掲載しているサイトはいくつかあります。ただ、画像から色を判定するには画像処理が必要になります。
今回は、すでにユニフォームの色がテキストデータとして整理されている資料を利用することにしました。
分析の流れ
今回の分析は、大きく次の流れで行いました。
- 1各国の代表ユニフォームの色データを取得する。
- 2色ごとに国を分類する。
- 3色別の国数を集計する。
- 4大陸ごとに集計する。
- 5Tableau を使って可視化する。
特に、最後の世界地図による可視化では、各国のユニフォームカラーを地理的に比較しました。
今回分かったこと
分析の結果、次の傾向が見られました。
- 赤色が最も多い
- 青色が2番目に多い
- アジアでは赤が多い
- アフリカでは緑が多い
- 南アメリカでは黄色が多い
分析上の注意点
今回のデータには大きな注意点があります。
データ自体が2016年更新と古いことです。
現在の代表ユニフォームは変更されている可能性があります。
また、今回使用したデータが世界のすべての代表チームを完全に網羅しているか、色をどのようなルールで分類しているかについても確認が必要です。
そのため、「現在の世界の代表ユニフォームでは赤が最も多い」と断定するのではなく、「今回使用した 2016 年更新のデータでは、赤色が最も多かった」と解釈するのが適切です。
9.まとめ
今回は、世界各国のサッカー代表ユニフォームの色をデータで調べてみました。分かったことは、
- 最も多かったのは赤
- 青は2番目に多かった
- 大陸によっては、よく使われる色がある(アジアは赤、アフリカは緑)
ということ。
日本代表の「サムライブルー」は、世界では意外と珍しい色ではありませんでした。
一方で、世界全体で見ると赤が多く、さらに大陸ごとに色の傾向まで見えてきました。
こうして普段何気なく見ている「ユニフォームの色」をデータで眺めてみると、思っていた以上に地域ごとの違いがあるようです。
では、
「国旗の色」と「代表ユニフォームの色」は、本当に関係しているのでしょうか?
次は、ここをデータで調べてみたいと思います。

